藤井佐知(旧名 幸子)
1924年(大正13年) 淡路島阿那賀の旧家に山口幸子として生まれる。
東京の女子美術大学洋画部卒業、油絵を学ぶ。
1944年(昭和19年) 卒業と同時に外務省の高官だった藤井氏と結婚。
一月後東京大空襲に遭い、郷里の淡路島へ避難。
男子をもうけた直後、結核により若き愛夫を失う。
1950年(昭和25年) 京都の国立陶磁器試験所研修生として半年間学ぶ。
1951年(昭和26年) 堀尾幹雄氏の仲介により1953年まで 益子の濱田庄司氏に師事する。
1957年(昭和32年) 阿那賀に登り窯を築窯。1988年頃まで使用、その後ガス窯に。
1961年(昭和36年) 国画会展初出品
1964年(昭和39年) 国画会展新人賞、推薦会友
1967年(昭和42年) 国画会展会友優作賞
1969年(昭和44年) 国画会展推薦会員
1972年(昭和47年) 日本民藝館展奨励賞
1980年(昭和55年) 第4回日本民藝館同人六友作陶展(天満橋 高島屋)
1994年(平成6年) 用美展(神戸 阪急)
2001年(平成13年) kokuten korgei展出品(イギリス ブルックウェル)
2008年(平成20年) 「藤井佐知陶の仕事」仲野文コレクション 淡路人形浄瑠璃資料館
2010年(平成22年) 「藤井佐知陶展」辻野純徳コレクション 京都民芸資料館
2015年(平成27年) 永眠