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益子参考館の屋根









かつて藤井佐知は益子の濱田庄司の元で修行していました。今は益子参考館として公開されているのは、当時は濱田庄司の住居であり仕事場でもあった場所です。


この益子参考館の茅葺の建物の屋根の傷みが想像以上に進んでいるようで寄付を募っておられます。


危機が迫っているのは実際に訪ねたことのある方は誰しも圧倒されるあの広い敷地の一番上のほうにある上台と呼ばれる豪壮な建築です。

これは1850年ごろの豪農の家を1940年代に濱田が移築したもので、完成までに戦争を挟んで10年近くかかったとのことですから、藤井が入門した1951年はようやくこの大きな建築が完成間近の頃だったのではないかと思います。

民藝の聖地のひとつであるはずの濱田庄司邸であったこの家は我々民藝に関心を持ち、民藝から有形無形の恩恵も受けている者にとっても失ってはならない宝物としてなんとしても守られなければならないと思います。

写真で見ても屋根の傷んだ部分に滲みる雨水が木部に達しており、おそらく一刻も早く手を打たなければ今度は数十年で葺き替えるのが当たり前である茅だけではなくすぐに建築本体の木部を傷めてしまうことでしょう。

緊急を要する補修の算段と同時に末長くこの施設を維持してゆける仕組みが必要なのでしょう。


人件費の高くなった現代では茅葺屋根の維持はほんとうに大きな経済的負担ではありますが、行政や企業などの補助や寄付だけではなく草の根的に広く民藝家の皆さまにもご協力を呼びかけなければならないのではないかと思います。


今回の作品集を通じて藤井佐知の仕事に共感いただいた皆さまにも是非この現状を知っていただき、ぜひ末永いご支援をお願いしたいと思いましてこの状況をお知らせ致します。



画像は参考館のFacebookページ等からお借りしました。

詳しくは 益子参考館のウェブサイトをご覧ください。

https://mashiko-sankokan.net/top/kihu/



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© 2018    兵庫県民芸協会 藤井佐知作品集刊行委員会

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